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欧米社会の根底にあるもの、それはカースト制 その7

前回では、日本では理論家よりも実務家が重んじられ、西洋やインドではその逆であることまでをお話ししました。

そう考えると色々なことが見えてきませんか。

アメリカでは大統領が変わると、ハーヴァード大学などの名門大学の教授が政権入りします。FRBなんかもそうではないでしょうか。

それに対して日本は大学教授が入閣したのは、竹中平蔵を除けば、細川内閣の時の三ヶ月章法務大臣ぐらいしか思い当たりません。

因みに三ヶ月先生は東大の民事訴訟法の教授です。

民間人閣僚のほとんどは官僚ですし、最高裁も東大の国際法の権威であった横田喜三郎以来、学者出身は長官にはなっていません。

東大刑法の大御所であった団藤重光も、最高裁入りしましたが、長官にはなれませんでした。

「所詮、象牙の塔に籠もっている大学の先生には世の中の本当のところは分からないよ」

日本ではこれが通り相場ではないでしょうか。

また日本には清貧の思想というものがあります。

精神世界に生きる者は良寛のように清く貧しくなくてはなりません。

道鏡のように政治に口を挟むのは生臭いといって嫌われます。

また坊主が商売に血道を上げるのも、実際には良く聞く話ですが、庶民の多くは眉を顰めます。

竹中平蔵が毛嫌いされるのは、この清貧の伝統に背いているからです。

学者であるにもかかわらず権力の中枢に入り込み、更には経済的にも成功しているのですから。

さて、それでもまだ寺院や大学に職ががあれば良い方です。

親から財産を相続して生活に困らないため定職にも就かず、好きな勉強ばかりしてれば、「いいご身分ですね」と嫌みを言われるのが関の山です。

でもこのいいご身分なのが、古代ギリシャの哲学者達だと思うのです。

精神世界に生きるバラモンは富も権力も持って当然。日本人には理解しがたいですが、それが彼らの感覚なのです。

ですから直接利益に結び付かない数学や哲学といった基礎学問に力を存分に振り向けることが出来るのです。

日本はどうしても利益に結び付く応用化学に精を出します。

利益にならない基礎科学には、政府も企業もお金を出しづらいのです。
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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