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欧米社会の根底にあるもの、それはカースト制 その13

それでは西ヨーロッパはどうなのでしょうか。

西ヨーロッパのキリスト教は大きく旧教と新教とに分けられます。前者がカソリック、後者がプロテスタントや英国国教会です。

ここでは便宜上、カソリックが強い地域を南ヨーロッパ、プロテスタントが強い地域を北ヨーロッパ呼ぶことにします。

それではカソリックとプロテスタントはどこが違うのでしょうか。

このことについては果てしない神学論争が巻き起こるでしょうが、素人の私の目から見ると聖職者の婚姻にあるのではないでしょうか。

つまりカソリックの神父は結婚できませんが、プロテスタントの牧師さんは出来ます。

筆者のような下衆な人間はこういうところに目がいくものです。

因みにユダヤ教のラビやイスラム教の法学者は結婚できます。

ではどうして初期のキリスト教は聖職者の婚姻を禁止したのでしょうか。

それは初期においてキリスト教が広まったのが、主にインドヨーロッパ語族が住む地域だからではないでしょうか。

精神的指導者が一番偉いというカースト的発想を色濃く残す地域に、キリスト教が広まったらどうなるでしょう。

それこそ聖職者がバラモン化して身分制社会になり、唯一神の下での平等というアブラハムの宗教の特質が失われます。

まさにキリスト教のヒンズー教化が行われるのです。

だからこそ初期キリスト教の指導者達は、神の下の平等がカースト制的因襲によって汚されないために、神父の婚姻を禁止したのではないでしょうか。

これによってバラモン的な特権階級の発生を予防したのです。

そしてこれに真っ向から立ち向かったのが宗教改革だったのではないでしょうか。

プロテスタントの牧師は結婚できますから。

ここでプロテスタントの代表例としてカルヴァンを取り上げてみましょう。

カルヴァンはジュネーブにおいて神権政治を行いました。ホメイニ氏率いるイランみたいですね。

そしてカルヴァン自身も結婚しています。まさに聖俗の両方を握るバラモンの誕生です。

またカルヴァンは予定説を立てました。

この予定説とは、神によって救済される者は予め定められていると言う考えです。

なかなか日本人には受け入れがたい思想であって、この予定説の根拠として様々な解説を聞きましたが、私自身もどうもしっくり来ません。

しかしこれもカースト制と絡めて考えると実にスッキリと理解できます。

どのカーストに生まれるかは既に生まれる前から神によって決められており、上位カーストに生まれたものだけが神によって救われるのだ。

カルヴァンの考えは、絶対的な唯一神の下での万人の平等というセム系宗教の大原則に、巧妙な形で反旗を翻しているのです。

宗教改革はキリスト教のアーリア化だというのが、私の結論です。

これによって彼らは、階級社会を構築するためにキリスト教の平等の精神を換骨奪胎することに成功したのです。
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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