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欧米社会の根底にあるもの、それはカースト制 その14

それでは、この隠れカースト制とも言うべき思想は、現代社会においてどのように発現しているのでしょうか。

社会における階級はカースト制では血統によって成り立ちますが、流石に現代では血筋で決まるとは、本音では思っていても表だっては言えません。

そこで教育で決まるということにするのです。アメリカを例にとって考えましょう。

アメリカでは高校までは余り勉強せず、大学に入ってから猛烈に勉強し、大学院まで進学するのが通例のようです。

青春時代を受験地獄で潰し、大学がレジャーランド化している日本から見ると、理想的な教育環境に思えます。

実際、筆者はアメリカで出版されている高校の代数のテキストを以前に取り寄せて読んでみました。

すると中学の教科書と間違えたかと思いました。その位レベルが低かったのです。

どのくらい低かったかというと、本の最後に二次方程式の解の公式が出てくるのですが、何と、その算出過程の解説が一切ありません。

公式を見ながら値を適当に代入して計算するだけです。

ゆとり世代の今ならいざ知らず、筆者の世代ならこれでは行ける高校がないレベルです。

にもかかわらずアメリカのアマゾンのウェブサイトを覗いてみると、五つ星が並んでいるのですよね。

その中から、ある大学生の書き込みが目にとまりました。

それによるとこの学生は大学時代に代数が理解できず、このままでは自分の成績の持ち点が下がってしまうということで休学したそうです。

しかしこの本に出会って代数が理解でき、大学へ復学することにしたそうです。

アメリカの大学は日本の高校、いや下手をすれば日本の中学レベルであることを認識しました。

裏を返して言えば、日本の高卒はアメリカの基準で見れば大卒と同じレベルなのですね。

これは見方を変えれば、重大な事実を内包しています。

アメリカにおいて中学や高校でドロップアウトした若者は、日本で言えば小学校中退くらいなのですよね。

これですと単純労働の職すら、ありつくのが難しいのではないでしょうか。

ですから私は日本の伝統的な詰め込み主義教育を支持しています。

親や教師の権威がまだ強い中学一年くらいまでに、社会に出てから必要となる知識を否応なく叩き込むのです。

中学二年になると段々反抗的になるので、手遅れなのです。

中学一年までに読み書き計算の基本的なことを身に付けていれば、その後ドロップアウトしても、落ち着きを取り戻したときに人生をやり直すことが可能です。

ですがアメリカにおいては大学まで進学しない限り、まともな職業に就くのは難しいのではないでしょうか。

実際、アメリカに移民として渡って単純労働に就いている人へのインタビューをテレビで見たことがあります。

子供には大学まで行かせて、知的な職業に就いて欲しいと、そのお父さんは切実に語っていました。

でも大抵の若者が大学に行く前にドロップアウトしてしまうことが多いのですよね。

アメリカにおける経済格差の要因は、突き詰めていけば教育格差です。

日本では高校までの勉強をしっかりやっていれば、その後は独学でも様々な教養や技能を身に付けることが出来ます。

いや、日本がまだ貧しかった頃は中卒も沢山いましたが、彼らもそこまでしっかり勉強していれば、卒業後も本人の努力次第で大卒に伍していくことも十分可能でした。

しかし、アメリカは初等中等教育のレベルを敢えて低く抑えることによって、貧困層が教育を通じて自らの階級を上昇させることを妨げているのではないでしょうか。

シュードラ如きが少し勉強を頑張ったぐらいでバラモンの仲間入りを果たすのはけしからん、ということです。
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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